社会病理自慢

 メタボ、ロコモーティブ・シンドローム(特に膝痛)、鬱、めまい、いずれも最近の「流行病」ですが、まさしく現代を言い表すものですね。メタボとロコモーティブのためのサプリや薬品の広告料で、夜のBSなんて成り立っていますよね。これも前にブログで書いたけど中国のTVも似たような状況だったような。
 うつ病患者の増大が先か、抗鬱剤流通が先かって、もうよくわからないっていうのは言い古された話ですけど、次は、ロコモが先かコラーゲンやヒエレルキンサン(だっけな)が先かって、これはもう完全にコラーゲンなんかが先のような気がしますね。ロコモの予備軍は何千万人もいる。って、みな歳とるんだから当たり前。

 学部1回生の研究入門で、相関と因果の違いとか、独立変数と従属変数とかって、これがまず大切。って教えるのはこういう事にすぐ気づくためでもありますよね。

 ところで、数年前からわたくしの研究入門では、タームの終わりに全員がポスターセッションをやることにしています。昨年からは、キーワードに3.11を含むこと、という条件がついてます。あとは自由にトラウマとかカウンセリングとか犯罪とかのテーマを持ってきて良いということになってます。

 でも修理どころか保全もままならぬ原発を、先頭立って首相が海外に売り込んでるという事実の前に、因果も実験もトラウマも吹っ飛ぶな。