応用行動分析FAQ(その2)

marumo552008-06-24

6月23日の「応用行動分析」のコミュニケーションシートによる代表的な質問を紹介します。
★印のついた質問は座布団ひとつ級です。

回答は来週の授業で・・・


FAQ 6月24日


1. 単一事例研究法に関して

1)単一(少数)事例研究法の基本ユニットは、独立変数導入前の個人と環境との定常状態を示したベースライン期(A)と、独立変数導入後のトリートメント(B)の比較によるABデザインです。このABの比較をどのように追試(replication)するかによって、ABABデザインやマルチベースラインとよばれる実験デザインが区別されます。
2)マルチベースラインと個人差
3)マルチベースラインで3人とれば確実か? 10人は欲しいのでは?
4)ベースラインの見極めと個人差
5)ABABデザインの事例で、「かさぶた」が減らなかった場合にはドライブなし、というのは罰ではないか?
6)ABABデザインは、偶発的なもの以外、ほんとに実践してよいのか? ★


2.言語行動について

1)応用行動分析と実験的行動分析の違いはそれぞれの言語行動の聞き手の違いだというのは、当たり前だけど目から鱗。★
2)質的研究と量的研究の違いも、似たような随伴性状況があるのかも。 ★
3)学校では、tactとechoicが中心だ。だから実験や実習、体育は面白いのに、普通の授業は全然面白くないのか。数学などにmandの要素を入れられるか?
4)マンドを利用すると教えたほうもよく覚えている。
5)機能を転移して、同じ「ことば」を応用できるようにするには?
6)KYは聞き手の統制を受けない例外か?
7)無視しても話し続ける人がいるのは?
8)☆先生とmochi先生の相互に無関連な会話が維持されるのはなぜ?
9)噂好きな友達や小さい子が、あまり私に近づかないのは、聞き上手でないから?
10)妙な言葉を子どもが気に入っているみたいで、繰り返している場合、その言語行動の分類は?
11)学習障害自閉症の子どもは、どんな場面で発言すべきかが難しく、要求言語行動の自発が難しいのでは? 
12) 言語行動は聞き手によって強化されるというのはイジメの問題でも同様では ★
13)異なる反応形態の許容は、どこまでも維持されるべきか
14)自ら障害児が動くという要求言語行動ができる環境操作を考えたい。
15)障害を持つ子と接するのをためらうのは、その子が何を求めているのかがわからないからということがある。何かプレゼントをして、次なる要求を待とうと思う。
16)面接は強化を受けないで楽しそうに話すのがポイントか?
17)確立操作(欠品充足)を自然にするには?
18)幼児の言葉の獲得は、マンド、タクト、エコイクのどれでしょう?
19)要求言語行動の形態を作る方法を詳しく説明して。
20)「言語」と学習効果は関係ありか?
21)要求−要求したものがすぐ出てくる、そんなことが現実にあるのか?  ★
22)ヘレンケラーの言語行動、最初のタクトが水(water)


3. その他

1)万引きはやめられない?
2)人の性格って、行動分析で変えられるでしょうか。
3)般化模倣と般化過程のテキストは?
4)テスト範囲はどこですか?
5)どんなことでも分析したら、同じようなことで論理が通るんですか?
6)行動の「復帰」はなぜ起こる?
7)スライド1枚目の人は誰ですか?   
8)この講義は、レポートとテスト?
9)早寝のための確立操作を、ということで、徹夜しようとしましたが、逆効果、寝すぎてしまい起きたら昼でした。




 写真は、アストンについてきたナンバープレート。陸運局ナンバープレートとらないと公道を走れませんねえ。