ポスターセッション

marumo552010-01-29

 本日は卒論ポスターセッション。150本からの発表ですからこれだけでも日本心理学会より多い? 他のゼミの卒論などは、口頭試問副査にでも当たってないと様子がわからないのですが、今回、色々面白いのがあったなあ。対人援助に関わる問題としては、Yゼミの「どんな場所で人に援助をするのか」という研究や、Fゼミの「デンショバトにおける利他的行動の維持」が興味深かったなあ。いずれも対人援助の基礎研究というものがあるとしたらこれだなと思うような内容でした。

 うちのゼミも約半数の人がジョブコーチ系だったわけですけど、振り返ってみるとこんなに数が多かったのは始めてですね。みなさんご苦労様。学生仲間でやったり、実験室でやる研究と違い、設定や段取りにエネルギーが必要で、ま、それゆえキャリアアップの機会でもあるわけだけど。ジョブコーチ系の研究は、当初のように「課題分析」してフェイドアウトっていうシンプルなものはすっかり無くなり、いずれもセルフマネジメントがらみのものになりました。考えてみれば、学部の学生がこの水準から始めないと、もう卒論にもならない、というふうにキャリアアップしたとも言えますね。

 手取足取りの指導をしてくれたN先生、手伝ってくれた院生諸君、関係者の皆様、本当にありがとうございました。お世話になりました。N総合支援学校からもY先生が見にきてくれました。今年博士課程を終わるN君もきてくれました。

 いやあ。ついに出ましたなあ。コスプレの発表者。ま、Sゼミの学生だから、いまさら驚かないけどね(笑)。と、その子を撮影しようとしたら、「望月先生、強化するようなことやめてください」ってな感じで、その子に注意をしていた助手さんに叱られてしまった。雁首それえて叱られたの図。じゃ、指導教員のS先生に責任とってもらおっと考えもしたが、どうせ不良PDのM和尚がそそのかしたんでしょう。彼がプレゼンのなんたるかという「指導」のたまものなんでしょう。うちのゼミでも「地味なプレゼン禁止」、人の目を引くところからプレゼンなんだからな、という指令を出してたんですが、それでもみなまじめで地味。

 それにしても、毅然と論理的にコスプレを注意し、その場での対処やこれからの振る舞いについて、きちんと指導していた助手の彼女が一番かっこよかったな。助手プレ?

 というわけで終了後の全体写真、GAJIもすっかりこぎれいになってお父さんはうれしいよ。お、一人たりなし。Kが発表してない!

K! 口頭試問には何があっても参加すること。しれっと来て口頭試問を受けること。

 写真は最終集合写真。GAJIが唯一笑顔の写真。