疾病利得

「疾病利得:病状の発症や維持によって患者に満足(利得)がもたらされること.精神分析では,身体症状は自我防衛を果たすと考えられている(一時的利得).発症によって嫌悪事態を回避したり,周囲からいたわられることを二次的利得というが,社会的強化として説明できる」(小林真『心理学辞典』有斐閣
 というわけですが,私の「膝の故障」がもたらしたものは・・・
1)膝が痛いということをブログで公開した結果:
ご承知のように,既にダイエットなどに関する多くのメッセージいただきました.物質的な物も「ゲルマニウム温泉の素」をくれた人がいます.Tさんありがとう.早速使ってます.使った翌日調子がよかったような.ABABデザインで分析中.
2)他の自発的言語行動(マンド)に対する結果
「ともかく負荷をかけない」という事を短期間でも全うするために,構内駐車許可証をもらった.車椅子マークの場所も利用させてもらいます.
3)松葉杖を使っていると
「なにやってんの?」「どうしたの?」「大変ね」というお言葉がもらえた.このへんがいわゆる社会的強化としての疾病利得だな.
4)松葉杖の使用について
結構,早く歩くことができる.歩幅が倍になった感あり.コツをつかんだという達成感あり.これは一次性の利得の部分か.全身運動なのでけっこうお腹がすく.健康診断の結果3日で約1キロ減量.
5)松葉杖をずっと使用している他の先生に,「その松葉杖はオーダーメイドですか?」「やはりメタルよりウッドのほうがしっくりいくものですか?」など,これまで絶対に聞けないような質問をしてみたくなった,というのは,どうしてだろう,といった事を考察する機会ができた.(実際にはしてません)

損失(?)
 1)昨日,☆野せんせいと,「さと」にメシくいにいったとき,松葉杖に注意がいって(?),セーター忘れてきてしまった.
 2)予想していたとはいえ,わきが痛い.