研修会

 本日は,N総合養護学校での研修会.「応用行動分析の基礎」というお題をちょうだいして行きました.が,もうそういうのは飽きたので,もっぱら学生ジョブコーチの実践に絡めて話をさせてもらいました.
 「やったぜ感」というのをキーワードとして話を進めました.「やったぜ感」を援助する方法.その1,その2,その3,てな具合です.
 すべってる
 徹夜で準備してこれだ.マウスもリモート式を身銭切って買ったのに.例の「杖」をポインターとして右手に,左手にマウスという風な格好でやりたかったので買ったのでありました.しかし,すぐに杖はやはりポインターには重過ぎることが判明した.
 たくさん寝てはる.当初は,杖で,寝ている人がいたら叩くという明快な戦略を考えていたのですが,「正の強化でどうやったら・・・」という話をしているときに,杖でどついた場合,多少の誤解も招きかねないので手控えました.叩きたくてうずうずしていたのに.だいたい,どんなつまらない講演だって1時間くらい起きてられんのかい.うちの学生は,授業料まで払って,半年もこんな話を聴かされているんだぞ
   
 mo「質問ないすか?」
  「一同,沈黙.」
 mo「じゃ,R大学のU君」(本日,臨時参加のサクラ学生君)
 U 「せんせの言う「今を認める」つまり基準を下げたところで強化するかたちでの「やったぜ感」の場合,その低い水準で個人の側が満足してしまった場合には,どうするんですか?」
 (く,鋭い質問!)後何を応えたか忘れました.才能はケーキだけじゃないな.「座布団1枚」 
 mo「ほかに何か質問は?」 
 某先生「やはり正の強化は9割,負の強化1割くらいのがいいのではないでしょうか」
 mo「確かに.最初に,がつんとやっとくと,あとでほめるのが効果的とか,そういう気持ちになることありますよね.確かにそういう手を使う先生もいますし,そういう先生のほうが人気があったりして・・・・.負の強化や罰のほうが即効性がありますし.でも,そもそもそういう手って,下品でしょ(って理屈超越).それに,即効性ゆえに,こちらの都合でそう思いこんでしまうことも多いんじゃないでしょうか・・・」
 某先生「なるほど,確かにこちらの都合で考えていたような気がします」
はい.ごくろうさま.
 
 「やったぜ感」あんまりないな.「やったぜ感」とか言っているうちに,いまにセルフエフィカシーとか口走らないように気をつけよっと.この日の,相互のわだかまりは,翌日の忘年会で爆発することになります.