Forget Paris 彼と彼女の第2章

marumo552006-04-22

 夜中に仕事しつつ、ついテレビで映画をみてしまった。金曜の夜だし(^^);

「彼と彼女の第2章」(原題:Forget Paris)。監督・主演はビリー・クリスタル(写真左の、あんまし冴えないおじさん)。
 前にも書きましたが、映画って、最初の30秒くらいで、どれくらい面白いかわかりますよね(車の試乗と同じ)。たとえ、それが「日本語吹き替え」とかでも。

 今回、「彼と・・・・」の場合は、30秒テストの予感では80点以上の映画だなと直感したんですが、最終的に85点くらいのものでした。

 ラブコメのジャンルなんでしょうけど、けっこう「ほどほどのエスプリ」がなかなか飽きさせないで、結局最後まで(明け方)見てしまった。ラブコメっていうのは、まだアメリカ映画でも、他のジャンルより、いけてるのが多いというべきでしょうかねえ。

 タイトルにもあるようにパリがひとつのキーワードにもなってるわけですが、基調となる音楽が、カウントベーシーバンド(たぶん)によるApril in Paris なんですね。あの曲は、ご存知の方も多いと思いますが、最後のところで、"One more time...." とかの合いの手でエンディングのリピートが入るのが特徴です(映画ではそこは使ってなかったような)。あの演奏構造(くりかえしあり)と、この映画のストーリーも、あからさまに明示的ではないけど、実は重なっているところがまたオシャレ、という解釈はちょっと「うがちすぎ」でしょうか?

 「対人援助学」との関係は、”第2章”という邦題にもあらわれている「くりかえしあり」という部分が、、、《長考2分》・・・・あんまりありません(−−)。

 同じ、ビリー・クリスタルの映画でも「アナライズミー」の方が、カウンセリングって何かしらみたいな意味(それほどの意味もないかな?)では、「対人援助学」と関連するかもしれませんが、映画としてのお勧めはむしろ、この「彼と・・」の方です。あんまし公開時の興行成績はよくなかったらしいですけど。
 ウディー・アレンみたいな、神経衰弱的エスプリじゃなくて、こういう「ゆる系」のエスプリっていうのもいいな(まじ老いたかな)。

アマゾンの中古ビデオも注文してしまった。随所にある音楽や歌のシーンとか、やはり吹き替えじゃなく聞きたいし・・・

見た人は、強引に「対人援助学」との関係について論じてコメントください。