学生ジョブコーチミーティング

marumo552006-04-21

 金曜日の午後は、毎週学生ジョブコーチ(SJC)のミーティングをだらだらとしています。コアメンバーの院生、新人院生、そして参加している学部学生諸君が集まり、ここでも「援護」の一環であるプレゼンテーションの技術を磨くという目的も加えて、現状報告、課題の集約などを、彼らに発表してもらっています。
 今回は、新学期になり改めて始まった地域の某現場におけるJCの様子を本年度のマネジャー役のM君の報告を中心に報告をしてもらいました。
 今年度O君がM論で検討しようとしているピアチュータ系の試みがすでに養護学校の先生によってスケジューリングされている、という、O君を焦らせるような報告もありましたが、まあ、まだケースはこれからも続くと思いますのであわてないように。
 従来も、就労の場、あるいは職場実習に複数の実習生が参加して、その複数参加の意味を探るといった試みはあったと思います。今回は当該職場をすでに経験している実習生と、同じ学年だがそこが初めての実習生の組み合わせですから、先輩から後輩というスタイルではなくて、まさにピアの関係での実習となりました。
 こうした状態の中で、Mマネージャーには、いろいろと新しい発見をしてきてもらいました。さすが元プロ。作業中における「職場職員」-「SGC」-「実習生」(+学校の担当)という、従来の社会関係から、ピアチューター役の実習生が入ることにより、SGCが、少し俯瞰的な立場から新たなスーパービジョン的視点をもって状況判断ができるようになるというメリットもあったようです。
 もちろん、このピア状況のねらいは、仲間や後輩を指導する、という経験やその指導法を獲得する過程で、彼ら(彼女ら)自身が将来「仕事をする」という行為において必要な自らの「課題分析行動」を行えるようにすることです。
 
 学生ジョブコーチに興味のある学生諸君は、毎週金曜日、創思館314で午後1:00から「だらだらミーティング」をしていますので参加希望の方はわたくしまで連絡を。
mochi@lt.ritsumei.ac.jp

写真は、「最後の桜の木の絵のフレーム」(井上陽水参照)