行動分析学会

marumo552006-09-03

 上本町に宿をとって、関西学院大学に通うという戦略は、地理を知っている人の95%から「え!」というリアクションをもらいました。唯一、F理事長は前日に「はいはいmarumo先生の好きなところに泊まりなさい」といった優しい(?)言葉をかけていただきましたが、アドバイスして変更させると迷子になると思ったんだろうな。
 あった人(学生を含め)95%から軽装である(チェックの半そで、外出し)というコメントをいただきました。え。学会ってどんな格好で行くもんだっけ?
 と、どうも色々とちぐはぐな学会であった。昨年は泊まった場所も服装も誰にも何も言われなかったのに。なんか壊れた?
 国際学会や海外での行動分析学会にいくと、えらい歳をとった人が行動分析学的な専門用語を使っているのがとても珍しく感じるものです。日本行動分析学会も、初代会長(山口薫先生)が、82歳ですからそろそろ同じ状況になってもいいのですが、やっぱり若い人が多いですなあ。
 
 発表は応用系が多いですが、応用が隆盛を極めるほどに、「方法論的」な印象が強くなるのかなあ? 今回の学会では幾度となく、「特別支援」の文脈などで、(応用)行動分析学が世間から認知されてきたという話が出ます。この機会は重要であると。社会に認められる行動分析学=方法論的行動主義、というわけではないはずですが、「ラジカル」の機能としての自らを疑うという重要な態度が、現状の社会の中での行動分析学普及行動に対する随伴性の中でどうなっていくのでしょうか。
 たくさんの先輩や立命館のOBの諸君、コロニーのメンバーにもあえました。
みな頑張ってね。

写真は、応用人間科学研究科の一期生、N君の発表。そうですか、1995年くらいから「援助」と「援護」の研究が増えてきましたか。