ファーストステップジョブグループ公開勉強会(第二回)

marumo552008-01-10

 第二回のファーストステップジョブグループ(FSJG)公開勉強会が、明日、2008年1月11日(金)に、創思館403で、夕方6時から開かれます。前回は、「ひきこもり」という状態についての様々な立場からの定義問題などの概説でしたが、今回は「ひきこもりを取り巻く状況を知る」というテーマのもと、FSJGの活動に関する具体的な特徴の解説と報告があります。ひきこもりや不登校などだけでなく、「対人援助」のあらゆる活動展開における理念から具体的技術についての一貫した、つまり本来的な意味での「方法論」というものを、どのように実践の中で構築し確認していくのか、そのことがどれほど責任ある対人援助の継続に不可欠なものであるのか、といった点について、学生諸君は学んで欲しいと思います。

 前回も活発な議論が行われましたが、今回も、自由に質問や提案が出ることを期待しています。
参加予約不要。外部の方も歓迎です。学生だけでなくても良いです。
 
 FSJGは、「ひきこもり」の克服に向けて実践を、親御さんといういわば当事者が主体として、かつ実証的かつ実践的に行っている、おそらくは日本で唯一のグループです。なんら「方法論」も持たずイベント開催や「たまり場」主催で、予算を国などから受けることを「成功」や「発展」と勘違いしている他の団体とは一線を画するグループです。
 FSJGは、良識的な専門家グループからはすでに大きな信頼を得ていますが、「学生向けに」という文脈の下で、あらためてわかりやすく理念を含めた方法論を表現し、自己チェックすることを、今回のセッションの目的としています。というわけで、臨床系の学生・院生諸君も、対人援助実践の原点的な事項に触れることができると思います。親御さんから具体的対応の事例を個別に聞ける数少ない機会ですから、是非勉強にきてください。1回生の研究入門、2,3回生の「バリアフリー心理学」の若い学生諸君にもおすすめです。


 このブログのプロフィール欄や毎日の写真でときどき登場するスケールモデルは、セミプロモデラーU君の制作・撮影による作品です。