バリアフリーの心理学

 新年早々ですが、8日(火曜日)の授業は、身内の不幸でわたくしは出られません、

そこで、期末試験の予想問題をアップしますから、みなさん相互援助のもとで回答を考えていてください。
来週に質問を受けます。最後の問題は、まだ授業で紹介していません。

 
07バリアフリーの心理学(望月昭)」予想問題

1. バリアフリーの作業の意味 統合―排除、同化―異化というふたつの軸によって構成される障害のある個人の社会参加のありかたを示す象限図(石川准:2000参照)において、「バリアフリー」の作業とは何を行うことかについて説明してください。なお、その際に「行動の成立」と、「援助・援護・教授」という対人援助作業の具体的作業を表すキーワーズを用いること。(800字以上)

2. 携帯電話その1: 場所や人物名の文字入力(および音声情報の使用)が困難な個人を対象に、携帯電話の「静止画送信機能」(写メール)を用いて自分の居場所を報告し、外出先で出会えるようにするための教授方法をその「課題分析表」を含めて書いてください。「言語行動の機能」というキーワードも用いてください(800字以上)。

3. バリアフリーの段階: ろう者を聴覚障害者としてではなく、手話を第一言語とする人と考えたとき、単純に視覚的対象を示すことのできない事柄についての概念を共有するにはどのような方法をとればよいでしょうか。ろう重複の障害のある個人に対して、味名、気持ち、時間(まだ・おわり)などを教授するプログラムを例に説明してください。(800字以上)

4. 携帯電話その2;  携帯電話の「テレビ電話機能」を用いて、複数の非音声モードによるトータルコミュニケーションマシンとして用いる方法について述べてください。(長さ自由)