対人援助学会準備会 4月例会

marumo552008-04-09

 対人援助学会準備会4月例会(公開)の要領が決定しましたので、お知らせします(他のML等でも流れると思いますが)。
 「対人援助」の最前線で活躍している実践者のみなさんに発表してもらっていますので、心理・教育・福祉などの対人援助に関わる学部・院生の学生諸君、学外のみなさま、自分の専門以外の様々な対人援助フィールドでの活動内容と課題などを知る機会ですので是非参加してください。入場無料です。
 
 今回の要領を以下に紹介します。

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タイトル:「子どものいる離婚家族へのサポート Vi-Projectの実践から」
演者: 桑田道子 (特定非営利活動法人FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワークVi-Project代表)

日時: 4月23日(水) 19:00から21:00 (開場18:30)
場所: 京都駅(烏丸口キャンパスプラザ京都 6階 

発表概要:
子どもを連れた離婚家族にまったく出会ったことがない、心当たりがないという人はいらっしゃらないのではないでしょうか。子どもの数も、婚姻数も減っていますが、子どものいる離婚の数は増えています。他人である男女が夫婦となり、子どもをもうけて家族として暮らしていく限り、様々なトラブルに直面します。問題が生じることは決して悪いことではなく、向き合って解決していくことで、より絆を深めることになったりもしますから、離婚に至る前に、夫婦でもしくは他者のサポートを得て、解決していけることはとても大事です。けれども、残念ながら離婚を選択せざるをえないことも起こりうります。子どもを連れて離婚された方々が、福祉、心理、法律、教育、あらゆる面でのサポートを必要としていることを実感し、なにかできることはないかと考えるようになったことから、Vi-Projectの活動はスタートしています。2004年にプロジェクトを発足させ、国内で参考にできるものもないなか手探りながらやってきましたが、現在では、弁護士や、カウンセラー、離婚家族に関わる職業の方々を中心に、当事者を交えて面接交渉連絡協議会ができ、ゆるやかながらサポートネットワークができつつあります。
 実際に、離れて暮らす親子の交流支援のために離婚家族に関わっていくとき、父・母・子、それぞれの思いの深さと、互いのズレとを感じます。子どもからみた親の離婚/夫婦として考えた離婚/離婚後、親として子どもにできること/、そんな話をみなさんとできればと思っています。

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というわけで、関心のある方は是非参加してください。
なお、今年度前期の予定は、
5月21日(水)「対人援助のプラットフォーム:京都NPOセンター」(仮題)
6月18日(水)「障害者就労支援の現状と課題:職業カウンセラーという仕事」(仮題)
7月23日(水)    内容未定