腱鞘炎

marumo552008-04-21

 昨年の始めごろから腱鞘炎でずっと悩んでおりましたが、このたび週末に春日井の名医に診察してもらいました。ショッピングモールの一角にあるその「接骨院」はいつもお客で満杯です。予約していきましたがそれでも30分待機。
 診断によれば、やはり腱鞘炎であろうということ。エコーで診たり(腱鞘炎までは見えないと思いますが)、かなり慎重に押したり引いたりして診断出ました。繁盛している理由がよくわかりました。エコーや解剖書を見せながらの丁寧な説明で、当該の筋肉の特徴から、単に横にマッサージすればよいのではなく斜めのかたちに筋肉にそって行うべきこと、そもそもの原因となった部分と現在痛みを感じる部分が必ずしも一致しない、など、これまでの推移と照らしても納得のいくところが多いものでした。
 最後に「リハビリテーション医学」の総括のようなものがありました。それは一言でいえば、最初に決定的診断をして治療を開始するというのではなく、あれこれの治療と痛みとの関係を観察しながら、つまり治療過程の中でその推移をみながら診断を下していくというものです。診断があって治療(痛みの緩和)ではなく、痛みの緩和という結果をともなう治療行為の内容から結果的に診断していく。もちろん他の疾病でも同じような方針もあろうかと思いますが、「痛み」しか外的に顕れない私の腱鞘炎についての治療方向としては自然な話です。そしてこれは、われわれが対象とする行動的課題でも同様のことが言えますよね。
 ぼくの腱鞘炎、昨年、R大学ご用達の整形外科へ行ったら、案の定「腱鞘なんか、ほんとはいらないから切ってしまおう」という話で、せっかく束にしてあるのをばらしていいんかい、と思っていたわけですが、今回の春日井のセンセ曰く、切ってなおる腱鞘炎もあれば、むしろ拘束をしたほうがいいものもある、とのこと。あわてて切らなくてよかった。なにせ件の整形外科医先生は、膝のときもすぐ手術ね、入院の日程は? という人だったから、またしてもセカンドオピニオンが重要だったわけです。
 ぼくの腱鞘炎にはカプサイシンが効果があるはずということで、また集中湿布作戦を再開。またカプサイシンは食べても効果があるとのことで、唐辛子入りのものを今後せっせと食べようと思います。
 そこの先生に、保険証の勤務先でみたのか「立命館、入学者1.4倍の話でたいへんだね」とか言われてしまった。今回はずいぶんマスコミに取り上げられたからなあ。
 だいじょうぶです。立命館では教職員のポーナスを1ヶ月カットしたままだし、1億くらいどっかの個人に預けてあるんじゃなかったかな?