春風邪

marumo552008-04-23

 どうも春風邪で喉は痛いし声が出ない。というわけで月曜日の夜授業、火曜日の授業、水曜日の会議たくさん、など失礼しちゃいました。ごめんなさい。
 水曜日は一日、通院生活で、内科医でCTスキャンと大腸ファイバー検査の予約、歯科医では、先週とれちゃった金属冠の応急修理といったぐあいに、これまで懸案になってきた身体問題解決に着手することができました。あとはベッドの中。
 
 休講にした大学院の授業「行動分析学特論」については来週(たぶん)、過去資料をまとめて渡しますので(たぶん)それで勘弁してください。
 
 生鮮館のオーストラリア産もち豚、390gで250円(広告の品)は、安いと思います。風邪には豚、腱鞘炎にはカプサイシンというわけで、おうちで豚とキムチでごはん食べました。
 
 行く先々で「1.4倍問題」の話を聞きます。N先生の「写真(テレビ)映り」の話題もありますが、しかし、この問題について、もうちょっと本質的話題はないんでしょうか。「補助金欲しさに移籍を勧誘」というのがマスコミの指摘ですが、1億やらの補助金があるとないとでは教学サービスの質はずいぶん変わるでしょう。常々思うことですが、入試の合格者の人数の決定というのは、ほんとに神業と思われます。辞退者が70%から、すごいとこでは90%くらいになるわけで、それを見込んで数字を出さなきゃいけないんですから、その責任を担う人のプレッシャーたるや大変なものでしょう。かつて文学部の執行部をやっていたとき、学年度末の最後の大仕事というのが、合格者通知の数の決定だったことを覚えています。選挙の窓口調査にも似た記入を書いてもらってはいるものの、正直に書いてある保障はなにもないわけですし。それでもかなりの精度であたるんですよねえ。過去データが充分にあれば。

 今回は、新学部の入学者数であり、この手続者を予想するのは非常に難しかったと思います。控え目に見積もれば、大事な一期生の優秀な諸君をとりのがすことになるし、大目にすれば、これまた大事な第一年度を充分な予算でスタートできない。
 1.4倍という数字は、おそらく学生が多すぎると教育の質がさがるからという理由による「縛り」だと思いますが、1.4倍を超えたら、大きな額の補助金がゼロになってしまえば、それこそ教育の質は大いに下がることになるでしょう。負の罰もいいとこだよな。
定員の1.00にあたる人数分の補助を出して、それを上回る分については各大学が自前で用意しなければならない、そして本当にそのように使われたかを事後にチェックする、というのではダメなんでしょうか。

 最近、幸いにも、私学と国立の格差を色々な部分で埋める制度が文部科学省さまから示されています。それは有意義な研究に対する補助金などに示されていますが、入学者をぴったり当てないとダメ、というのは、大学の指標としてそれほど大切なものでしょうか。今回、過剰入学者で補助金返上した過去を持つ他大学(K西大学)による鬼の首とったようなコメント(「移籍なんてとんでもない」)がありましたけど、本質的疑問もコメントしてほしかったな(カットされたのかも知れませんけどね)。