応用行動分析、行動分析学特論08資料アップ

marumo552008-05-11

 応用行動分析(月曜日)、行動分析学特論(火曜日)の資料をわたくしのHPにアップしましたので、各自DL(ダウンロード)してくださいね。
 行動分析学の基礎部分を一気にやります。今年は、実践的内容を後半でやりたいのでよろしく。
 なお行動分析学特論の受講生のみなさんは、前に「宿題」といった、スキナーの「罰なき社会」と出口光「行動修正のコンテクスト」を読んでおいてくださいね。

 最近、「人を対象とした研究倫理」の指針(案)や運営方法について、衣笠研究機構の副研究機構長として学内の色々な場所で説明させてもらっています。火曜日には文学部の教授会にも紹介にいきます。08年度の後期からは、実際の運用(といっても仮免許の札をつけているようなものですが)をしていきたいと思っています。研究倫理とそれにまつわる組織としての運営は、「べからず的コンプライアンスの遵守」ではなく、ある種、判断に迷うような内容について検討しつづけること、さらに不測の事態において対象者も研究者も守るということが本来の目的であろうと思います。それには「研究者個人が心がければいい」というものではなく、組織としての対応が不可欠です。そのような趣旨ですから、研究計画の事前チェックでおしまいというものではなく、研究途中における問題や、事前チェックをせずにトラブルが生じた研究についても相談にのれるような研究促進組織を作りたいと思っています。

 ここ数年間、人間研から衣笠研究機構会議のワーキンググループで討論してきた内容について、ある種、実践研究としてもこの運用の実際を参与観察(?)のかたちで追っていきたいと考えています。
 応用人間科学院生の1回生諸君には、6月9日(月曜日6時間目 18:00〜19:30)の授業でそもそも「研究倫理」ってナンだというところからお話します。創思館のカンファレンスルームでやりますので、応用院生以外の学生諸君も興味のある人は参加してください。心理や教育人間で該当するような卒業研究をしようとする学部生諸君も歓迎します。

 人間研のオープンリサーチに関わって、行われてきた研究倫理の関連シンポジウムの内容については、以下にも紹介されていますので、読んでおいてください。

http://www.human.ritsumei.ac.jp/hsrc/resource/series/05/open_reseach05.html