「分担と連携」「学際と学融」

marumo552009-04-23

 「対人援助学」の趣旨にもある「連携と融合」というのは、前者でいえば職制間における「分担ではなく連携」、後者でいえば、学問領域における「学際ではなく学融」ということです。
 様々な授業で、この基本コンセプトを紹介してきましたが、私の書いたもので言えば、わたくしのレビュー論文の心理学評論で、「観察学習」を巡っての学融(学際かな?)的な提案があります。
  http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/hyouron1978.pdf

 そして、対人援助を巡る、ミクロからマクロまでの「分担」から「連携」についての提案は、以下のものです。「行動福祉学」とか言っていたものです。「行動福祉学」って、学研の「発達障害事典」に載せてもらっていらい、すっかり廃った(涙)?
  http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/fukushijissen.pdf

 前者の論文を書いたときはまだ院生で、応用行動分析の意味とか、まだよくわかっていなかった頃のものです。後者のものは、愛知県コロニーに勤めて、「医学モデル」的対応から、こりゃあかんわ、という経験をイヤというほど味わって、さらに当時のノーマリゼーション運動の中で「ひとり納得した」ものです。