行動主義(?)を思う1日

marumo552010-11-30

 (その1) 昨日、大学院の教員対象のシラバス講座がありました。学内のO先生の講演を聴かせていただきました。達成目標を、教員目線でなく、抽象的でなく(できれば定量的評価も可能に)、学生を主語とするような動詞で書くこと、という講義で練習問題つき。
 なるほどIEPの短期目標あるいは実行プランの目標なわけですな。って、考えてみれば当たり前か。
 そして、わが研究科のシラバスの好事例としてA研究科長の書かれたものが紹介されました。その内容たるや、「な、なんと、A先生は行動主義者になったのか!!」と感動したら、事務の人が「正しく書き直した」ものであることが判明。
 「ぬか感動」というべきか、なんというべきか。それにしても、行動的表現といえばマイノリティだった時代は遠くになったものです。かな。

 ああ、この何週間も、学生ジョブコーチによる就労支援実習で、生徒の「できた」ことを、三項随伴性の枠組みをもって機能的に類似な「できる」表現に書き直し、次なる実践の目標をたてる、という課題を学生といっしょに一所懸命になって作っていたのに。灯台もとくらしというか紺屋の白袴

 (その2) 学部の期末試験監督の担当可能な日を申請する用紙を、常になく期日内に提出せむと、胸をはって学部事務室に行って所定のボックスに入れた刹那、「MOCHIZUKI先生!!」と、尋常でなくでかい声で呼ばれて、つい反射的に「ごめんなさい!」と身体中で反応して、おそるおそる声の主はとみると(ま、見るまでもなくですが)いつものように事務長の怖い顔が視野いっぱいに。
 曰く、「教授会の報告にも何回も書いたように書類の提出を絶対に遅れないように!」って「前倒し」の叱責をいただいてしまった。なんでーーーー。期日内に書類を出したのに・・・・・。
「今のは、警告ですか、叱責ですか」と最後の勇気をしぼりだして抵抗したら、私の横で事の推移を観察していた心理のH主任(なんでいるんだこういう時に)が「明らかに叱責ですねこれは」ってうれしそうに判定。しかし。今後に予測される遅滞行動をいま叱責するって・・・わたくしの書類提出遅滞の先物買いされたんですね。

 そこで、応用行分析、あるいはバリアフリーの心理学の受講生の諸君に問題です。

1)学部事務室で名前を呼ばれただけなのに、M先生はなんで「ごめんなさい」と言ってしまったのでしょう。
2)M先生が(せっかく珍しく)書類を提出したのに、(そうでなくても、最近弱っているのに)、その瞬間に怖い声で名前を呼ぶことは、行動的に言うとどんな操作(になる可能性がある)でしょうか。
3)事務長において、もうこの5年間以上、私が「ほめて伸びるタイプ」(叱ると回避行動がもっぱら出やすい)行動特性の持ち主であることを経験的にご理解いただけても良い頃と思うのですが、私に対して叱る行動が消去されないのはなぜでしょう。

         え、締め切りすぎてました? 

 ちなみに、本日は、保険証の更新作業手続きを、未だやってないですよと、電話で呼び出していただきまして5時ぎりぎりに出頭して無事にいただけました。今日が締め切りでしたね。
 ちなみに(2)、昨日の夜、自動車税をコンビニで支払いました。払ってから気づいたんですけど昨日が締め切り。遅れると差し押さえとかを覚悟せよとの文言あり。夜でも昨日のうちだといいな。