JRへの様々な攻撃行動

 JRの事故の原因、そして、その事の報道の仕方について、前回コメントを書きました。
報道でもご存じのとおり、JRへの「いやがらせ」が大量に発生しています。置き石は置くは、運転士には暴力を振るうわ、ちょっと「いやがらせ」の域ではなく、あきらかに暴力的な攻撃行動です。
 前に述べたように、マスコミは、JRに対して必ずしも冷静に事故原因の分析をするのみではなく、その後の社員の行動などをあげつらって、殆ど「口汚く」という表現に近いやりかたで批判しています。これは攻撃行動です。対するJRは、これに対してひたすら頭を下げざる得ない状況です。そういう「溺れた犬」に対する尻馬にのった攻撃行動は、実に醜くいたたまれない気分になります。攻撃によってまた攻撃が生まれています。相手からのカウンター攻撃とは違うものですが、マスコミの論調(言語行動)が、そうした暴挙を生んでいるのは明かでしょう。
 かつての鶏インフルエンザの時も、よってたかって養鶏業者を追求し自殺者まで出したわけですが、抗いようのない「正論」で相手を完膚無きまで攻撃して恐れ入らす、あるいは極端に言えば、殲滅させかねない態度には、大きな危惧を覚えます。オウム真理教以来?9.11以来とも言われていますが、一種、思考停止の集団いじめが、簡単に成立してしまう今の日本の現状はとても危ない感じがします。