作業ミス?(3) 両開きの冷蔵庫

 引っ越しに伴い、一点豪華な冷蔵庫買いました。メカと機能に魅力を感じていたので「両開き」のものにしました(実は、前にも一度、大型両開きの冷蔵庫をネットで3000円で買ったことがあるのですが何せ部屋が小さくて両開きする機会もなく、かつ大熱量と振動を発し最後は爆発しそうになったのでさようなら、という短命なものでした)。
 さて今度こそ。食卓側からもキッチン側からも、物をスッと出すことができるだろうと期待していたのですが案外そうもいかない。
 調味料とか飲み物とか頻繁に出し入れするものは、冷蔵庫の本体の側ではなくて、ドアのポケットに満載してるんですが、これが左から開けた風景と右から開けた風景となんか全然違うんですよね。すぐに目的物に手が伸ばせない。その違和感というのは、ちょうど、右利きの人間が左手を使うことを強いられているというか、左ハンドルから右ハンドルに直した輸入欧州車の運転みたいな感じと言えばいいのか、そんな感じですね。後者の場合、ワイパーと方向指示器の位置が日本車とは逆のまま、ステアリングのユニットが右側になっているのに乗ると、理解していたつもりでも、つい方向指示器を出したつもりがワイパーうごかしちゃうというあれですね。いっそ、左ハンドルのままなら、ステアリングの外側が方向指示、内側がワイパーという感じで学習が早そうなんですが。「非逆転移行学習」というやつかな。
 いったい環境の何が行動の弁別刺激になっているか、普段意識していない場合が多いわけで、ふとした状況変化で、行動が平素とは変わってしまう可能性があるという例です。