ファーストステップジョブグループ例会

 昨日(10月9日),ひきこもり支援グループ「ファーストステップ・ジョブグループ(FSJG)」の特別例会が大阪クレオ東で行われました.
 本格活動が始まって3年間の総括を代表の上田さん,理論的(?)裏づけみたいな話を私,そして最近の「ひきこもり」の社会的意味づけなどをドーナッツトークの田中さんがそれぞれ発表し,その後はグループメンバーを中心としたフリー討論となりました.
 月1で行われていたグループメンバーによる例会を初めて公開で行ったもの.予想以上に大勢の人が参加されました.オーディエンスには,立命OBできょうとNPOセンターの野池さん,事務局長の深尾さん,愛教大講師の川北さんなど,グループを支援する人や,多数の援助職につく専門職の人および関心を持った親御さんたちがだいたい半々という割合で参加されました.神奈川からわざわざ車で参加した濃添くんごくろうさま(どうせなら会が終わってからじゃなくて開始に間に合うように時間調整しましょうね.次から).
 「ひきこもり」への支援として,へたな心理主義に陥ることなく,また,かくあるべき就労促進やそのための訓練でもなく(ま,結果としてそうなってもよし),社会参加の具体的な形である「ジョブ」を,今,成立させてしてしまうというこのグループの方法は実に明快です.「ジョブ成立」という支援枠組みは,思想や価値観のエンドレスな議論を廃し,絶えず具体的課題への対処として,関係者の「連携」を促していくことも改めて実感しました.モード2的だな(楽屋おち).
 今回の例会のタイトルは,「いつでも最初の一歩!」というものです.過去やあるいは未来の二歩三歩のことを気にせず,いつでも一人ひとりの「今の一歩」を大事にしようという,このグループのコンセプトにぴったし.タイトル私が考えました(えへん).会場でもグループメンバーにほめられました(自慢).最初は,「人生,いつでも最初の一歩」というタイトルを提案したんですけど,演歌みたいだということで「人生」部分はカット.いいと思ったんだけどな.昭和の歌謡だめか? クレイジーケンバンドにはまりすぎか?

marumo50のホームページ