今年の○と×

          

1)ついに8年目にして学生ワンルームから脱出したこと.
2)初めて日本行動分析学会で発表の筆頭者になったこと
3)北京に行ったこと
4)ともかく学術フロンティアが無事(?)5年終わったこと(オープンリサーチセンターORCが無事採択されたこと)
5)多士済々に支えられて人間研が好調をキープしたこと
 「対人援助学」という実践の学の体系を模索する中,プロジェクト研究や,神戸市の特別支援あるいは京都市養護学校との現実的関わりの中で,従来の学粋(学範)の持つ一般性を離れて,改めて「実践現場」におけるコミュニケーションの流れとその意味(望月,1997参照)を考えさせられました.
 それは自分の立場性を考えることでもあります.県立の施設であるコロニー時代は,「障害者の権利を拡大する」ための「国選弁護士」のようなともだったといえます.一方,大学,とくに公立大学でも師範系大学でもない私学という立場はいったいどういうものなのか.われわれは学校の先生や福祉施設の職員を「指導する」立場にはありません(春のシンポでは「指導されてきた覚えはない」と,どこかの教育委員会の人が反論してたな.ちょっと誤解があったようだが).
 これからのORCの5年間はそのことを改めて考える年になると思います.

 ×
1)ワンルームを脱出して最初の1ヶ月は住環境を整える行動をとりましたが,家具や本棚を買い整える経済的・精神的ゆとりがないままに,結局,3LDKのはずが,3GDK(3ごみばこ+DK)にあっというまになってしまった.
2)膝がこわれたこと.
3)今年もべんきょうしなかったこと.