動物実験と学生ジョブコーチ

marumo552006-04-19

 写真は、立命館大学文学部の動物実験室で「大部屋」で控えているデンショバトのみなさんです。きれいなお姿です
 大昔、わたくしが動物実験をやっていた頃のハトの皆さんに較べてなんと清潔で凛々しいのでしょうか。
 わたくし、時々、いまでも当時の夢をみます。朝、ハト小屋へ行ってみるとハトが死んでるという夢です。体調が悪かったり、懸案を抱えているときにこの夢をみます。臨床系の人は分析してください。

 立命館大学のハトたちは、「動物実験指針」と「動物実験委員会」で、がっちり権利を守られ、このような健康で美麗な姿を保持されています。学内の他のどのセクションより早く「倫理規定」が設けられています。というか、この美麗さは、そもそも指針をつくった担当Fuji教授やスタッフのお人柄によるというのが実際のところでしょうが。

 かねてから、将来、臨床系(対人援助系)に進みたいと考えている学生さんには、「特殊実験」の授業でハトの実験に参加することを勧めています。ハトと、くりかえしのある対応の中で、そして行動形成の作業の中で、得るものは大きいと思います。
 特殊実験(もちろん卒論ならもっとOKです)でハトをやり、学ボラなどで「学生ジョブコーチ」をやるという組み合わせは、対人援助における「過不足ない援助」ということを体験し考察する上で、理想的なものではないかと考えます。とくに臨床心理士などを目指す人には勧めたいです。

 その両方の体験が可能な立命館大学の学生諸君、ラッキーだと思ってね。