推薦図書 毎日かあさん(3)背脂編

marumo552006-04-30

 対人援助学の推薦図書の追加です。前にもここで、「人間は発達するために生まれてきたのではない」といった「ゆる系」援助(HPにもリンクのあるFSJG例会での私の講演録も参照)に絡めてご紹介した「毎日かあさん」シリーズの最新版。
 「毎日かあさん」(西原理恵子)は、これで単行本化3冊目です。家族問題、発達問題をテーマにしている方にお勧めです。今回、帯にも「貫禄つきました」とあるように、(実は最初からそうなんですが)子どもに対する対応や夫婦間のスタンスに対する「ゆる系」ゆえに実は「力技」であったり、その背後にあるゆるぎない価値感が再確認されます。
 でもまだ「早期教育の精霊」とかが、背後からプレッシャーをかけ続けたりしておかしいです。精霊はずたぼろな格好してて、最初から馬鹿にしているのは明白なんですが。

 「ゆとり教育の是非」とか「英語を小学校で教えるかどうか」といった問題設定とは全然別の世界があります。在学生への貸し出しは、私までメイルで。


研究入門Cクラスの皆さんへ 発表は、ひとつのグループで30分程度として計画してください。PPの資料も印刷して配布するようにお願いします。