悪循環

marumo552006-06-14

 「ためしてガッテン」(NHK)の膝痛特集の再放送を昨日の深夜みました。
従来の間違った対処とは、次のうちどれか? 注射とか投薬とか電気刺激とか様々な対応に混ざって、間違いなのは「安静」。
 痛み→安静→酸素の欠乏→軟骨細胞の死滅→痛み
というこの悪循環がいかんと。
 これまでは、痛み→安静→筋力の衰え+肥満→関節の負担増大→痛み
という悪循環をイメージしていました。
 関節に負担のかからない膝の運動をするのは、筋力を向上させ肉体サポーターを作るためだと思ってました。これまでの整形外科医の説明も筋力減衰説と理解してきました。
 痛くても運動したらいいのか、急性期と慢性期の区別はどこでする、という疑問はまだ残りますが、手術するのはやめます。とりあえず。
 膝の負担のかからない膝の運動として、水中ウォーキングなどが良いと言われてきましたが、痩せてからしか水着になりたくないので、それをやるくらいなら手術か、オイル交換の方法を選択しようと思っていたのですが、要するに、膝に酸素がいくような運動をすればいいということがわかったので、やってみようじゃありませんか。
 
 酸素欠乏も筋力減退も、悪循環のセオリーではありますが、安静が「積極的にいかん」という話は、後者では考えにくい。運動という同じ対処が求められるにしても微妙にその内容がかわってきます。


 と、ふと思うに。

うつ病」でも、同じようなことがいえないか?

「ともかく少し休みなさい」とか、うつ病患者は言われます。これってほんとか?
だいたい休んでいる暇ない状況の中で、無理に断行すれば益々社会的適応が難しくなります。「励ましてはいけない」とも言います。これら、実は、膝通における「安静」概念と近くないか?
 必要なのは、「今できることへの社会強化」の配置なんで、ひとりで休養(行動ストップ)するとは違うんではないか。
 問題行動の「受容」とかの概念の問題とも共通するんじゃないでしょうか(しないかな?)


写真は、これもセミプロフィニッシャーU氏からの頂き物写真。