研究倫理研究会その2

marumo552006-07-22

 本日、研究倫理研究会その2として、田辺製薬研究総務部の川並さんをお迎えして「田辺製薬での研究倫理への取り組みについて」というタイトルでお話を聞きました。
ヒトゲノム、ヒトES細胞使用という、「生命の誕生」あたりを対象とする研究に関する倫理について、他の企業に先がけて組織的に行っている田辺製薬の取り組みです。
 研究機関と、資料提供(医療機関)、個人といった三者の間でどのような形で、倫理的なコンセントが作られていくか、という点で大変興味深いものでした。治験とか動物実験などを含め、製薬会社の性質上、倫理問題は不可避な課題ですが、非常にコストもかけていることがわかります。
 ちょっと、個人的に審査委員会での委員への謝礼の値段も聞いてしまった。あんまり明言されなかったけど、だいたい相場はわかりました。

 次の第三回は、いよいよ私が発表せねばならない。あんまし考えがまとまらないままです。
31日の4:30から。これまで、独立研の学生や教員の方の出席が多いようです。そりゃコアエシックスという専門だから当然といえば当然だけど。応用人間の人も見かけましたが少数だな。応用人間も、日々是倫理問題に直面していることは言うまでもありません。
 現在、立命でも重要課題となっているこの倫理の問題については、学生院生諸君も是非、参加してもらいたいものです。

今後のスケジュールについては、
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/kikaku_2006/kenkyurinri.pdf
参照。