自立支援法障害区分審査

marumo552006-09-13

 10月1日のスタートに向け、臨時審査委員会。
2つの分会に分かれての審査過程、区分変更の集計を市に依頼して現在結果が出る。
ネットですでに公開されている厚生労働省の発表によるモニター地区からの集計との比較をしつつ近隣のモニター市町村、それ以外の市町村の変更率などについて非公式に打診しつつ、問題点の集約を確認しつつの作業。
 当初の課題であった、審査会内の整合性、分会間の整合性、間障害性のあいだの妥当性、などなど、おおいに悩む。
 集計してみると、いろいろと傾向がみえる。
他府県の関係者からも事情聴取すると、その方針もまちまちであることがわかる。
人間が見ないとわからない判断を要するからこそ、2次審査があることはわかるが、そこでの、審査プロセスについて、一定、整合性のある判断が下されているか証拠を残していくことが重要だと思われる。
 審査は「ルール」があるとはいえ、あくまでも人間の行動である。議論の中で、ルールの幅の解釈が知らないうちにズレてくることは議論に参加していてもわかり、指摘することもしばしばだが、渦中にいては自らの行動を充分にモニターすることは難しい。記録が重要であることがよくわかる。
 制度の不備を指摘する「援護」作業について、まったく当初からマクロな問題点をつき、この制度に反対する根拠はもちろん承知ではあるが、実際の作業に従事しているその場において具体的に定量的なデータとして改善を要請する方法も必要だろう。
 
 LEAから「倫理と行動」(Ethics and Behavior)という雑誌が出ている。「法と心理学」という観点とも似た内容が期待される。来年から人間研で定期購買する予定です。