神戸市の学校からのお便り

marumo552006-09-25

 巡回相談でうかがった神戸市の学校からお手紙をいただきました。
角煮のレシピも添えていただいてありがとうございました。
 一昨日も作りましたが、醤油が切れているのに強行制作をしまして、バルサミコとかウースターソースとかメイプルシロップを入れたり、かなり創作の方向へ走った結果、不思議な食べ物ができてしまいました。次回はレシピに従って作りたいと思います。

 発表に関して添削もいただきました。「インクルージョンといった文脈の上で・・・」という表現に関して、「インクルージョンといった趣旨のもと、・・・」とコメントをいただきました。ありがとうございます。
 そういえば、「文脈」(context)ということば、わりと不用意に使っているかも知れません。文脈という単語は、複数の価値判断がありうる、という前提の中で、その中でもあるものを選択している、という態度を表すときに使っています。
 「コンテンツ」という部分、いつもはメニューとか書いたりします。ふつうに「内容」とすればよかったですね。

 ほかにも、先生方の代表的コメントを送っていただきました。
ひとつは、「判定は、その上でその子にあった教育をする上でも重要では」といった内容です。「判定」ということが、いわゆる単発的テストで計るものに限らず、時間をかけたアセスメントのことを指しているのであればまさにそのとおりだと思います。「個別支援」ということを考えた場合、いわゆる「標準化されたテスト」をスポット的におこない、その後の教育内容を決定する、というのは、なかなか難しいのではと思います。

 いまひとつ、「『今をみとめる』ということを、1/36のある生徒個人に対して行えといわれても、現実には36人をみているのだから難しい、ちょっと違うよね」というご意見については、
 1)技術的に、36人をひとりひとり見るのは難しい、という場合。
 2)1/36の生徒に対して、他の35人とは違う「みとめる」基準をつくるのが難しい。
という2つことが考えられますが、1)は、「塾」では、やってますし、さらに難しければ学生補助を利用してください、という話です。2)については、「なんであの生徒だけOKなのか?」といった「しめし」の問題は確かにありますよね。新しい役割を創った上で、その当事者の「今でもできる」状況を、周囲にも認めさせて実行するというのが基本的方法でしょう。