バリアフリーのための心理学

marumo552006-09-27

 後期から始まる「バリアフリーの心理学」は、今回初めての開講となる科目です。
この科目については、昨年Webシラバスが未完成のまま「編集終了」と判断され、未記入の部分が多いまま公開されてしまいご迷惑かけませした。
 出席、試験成績、レポート、すべて0%で成績を判断するという恐ろしい表示のまま、学生諸君に公開してしまい、またカリキュラム内容も中途半端のままの記述になっていました。現在、訂正されたものが公開されています。
 いわゆる「対人援助」の作業において、方法と目標に関して、同化/統合、異化/排斥、同化/排斥、異化/統合、という4つの象限を考えたとき、「バリアフリー」とは、反応形態の差異を援助設定によって「機能的」に補い、マジョリティーの社会成員が受けている権利を、同等に享受することを保証するための環境設定を指すものと思います。
 それは、物理的バリアをとりのぞくだけではなく、コミュニケーションで必要な表出や理解における独特な差異を相互理解するといった方法でも行う必要があると思います。

 かつて私が、コロニー時代におこなった、ろう重複の障害のある成人のコミュニケーションの成立の問題、差異を前提とした言語行動の獲得などの研究から、最近の携帯電話の使用に関する研究
までを紹介したいと考えています。
 Webシラバスをチェックして、ミスを教えてくれた人、ありがとうございます。