マイノリティ・レポート

marumo552006-11-14

 採取した一連のデータのどれを選ぶのか? という問題は随所にあります。
最近思うに、身体検査のときの血圧は、どれが「正しいのか」。
 一番最初に計ったものが、ちょっと不調(高すぎたり)だと、「走ったりしてませんか。気をおちつけて深呼吸して」とか言われます。走ってくるわけないです。気分も落ち着いています。でももう一度、計ってみましょう、ということになり、もう一度。それで良い値が出ると、「はい、正常です」ってな具合に決着します。ちなみに私の場合、この間は、最終的には126と68という、まあ教科書的正常値。しかしそれは2回目で、一回目は156と95とかの数字。で、先ほどのような質問があり再計測となったわけです。
 2度目の「正常値」がどうして、正確な測定といえるのでしょうか。変動性をみとめた上で、平均値に近い値が瞬間的に出たときにそれを採用する、というのは何か変ではないか。
 恣意的だなあ。
これと似たようなことって、他にもあるかも。
昔、コンピュータ3機つかって未来予想かなんかして、2台の予想を選択すると。そして後の1台の別の予想は捨てる。その3台目が予想した内容が実はクリティカル、みたいなSF映画「マイノリティ・レポート」ってありましたよね。
 

写真は、1/32のダットサンタクシー(いつもと同じく、セミプロモデラーのU氏の作品)