自立支援法障害区分審査会

marumo552006-11-19

 木曜日にM市にいきました。木曜分会。こちらはdoctorが介護などで慣れている人が2名いるせいか、(それが良いか悪いかなんとも)会議は早い。10月1日のシステムスタートのあと、審査件数はぐっと減ります。
 そのかわり再審査がぼちぼち。早い時期に審査し、状況の変化によって再審査の要請があったものについて検討します。区分についての「異議申し立て?」と聞いたら、そうではない、と。
 審査対象者の障害の特性や年齢からみて、2ヶ月やそこらで大きく変わることはないので、住民の側からみれば、たぶん区分に対する異議といっても同じでしょう。しかし市町村のレベルでは「異議申し立て」という定義はないんだそうです。ほんとかな。
 いずれにせよ一次判定のPCスコアが大きく動いています。排泄に関する事項が変わると、スコアは動きます。
 こういう場合、特記事項、医師のコメント、再びすべて書類は変わっているはずです。新旧のそれらの資料をみて、判断するのが審査会の仕事だと思いますが、書類が揃っていない。。
 なぜそうした書類が必要かをスタッフに聞き入れてもらうまでに、非常に時間を費やすことになりました。最後は「いいから、書類をコピーしてきなさい!」とまで言わなきゃならなかった。
 
 大学教育において、ほんとに必要なコンテンツというのはなんなんでしょうねえ。とか思います。このようなシステムを動かしていくとき、「データをみながら何かをする」という、ほんとに一線の末端での作業において、因果とか基本的な論理とか、あるいは倫理(何を優先して作業をするべきなのか、というレベルでも)というものを、ふつうに学んでもらいたいものです。