携帯電話はTCM?

marumo552006-12-06

 バリアフリーの心理学の授業では「携帯電話はTCM(トータルコミュニケーションマシン)?」という具合に、その利便性や可能性を論じています。

 なのに! 本日、自分の携帯電話の機種変(お誕生日の自分のプレゼント)をしてちょっと色々疑問点。

1)同じシリーズ、ほぼ同じデザインの機種を買ったのに、ACアダブターの型が変わって昔のものは使えない。しかも別料金。
2)外観はほぼ同じながら、ショックアブソーバの材質がやや堅くなりほんとにアブソーブするのか疑問。
3)待ちうけ画面の動画デザイン、メイル送受信の動画は、あきらかに前のバージョンの方が秀逸。
4)着信音が没個性化してつまらない。前のバージョンのようにエンジン音とかがない。
5)写真撮影の際に、シャッターを押してからシャッターが切れるまでに1.5秒くらい遅延がある。
(1.5秒の遅延というのは、ハトのキーペックだったら絶対に条件づけ不能な遅延じゃ)
 衣笠猫シリーズなど、相手が動くものは撮影は無理。

 この遅延で手振れを防止しているという説(☆説)があるが、そりゃ本末転倒じゃないだろか。
 1.5秒後の動きなんか、予想できないよ。ネコのあくびがこれでとれるか??
6)操作が、前のものと、微妙に変わって、設定のアイコン位置が左右変わっていたり、送信にワンアクション余計に必要だったりする。この微妙な変化というやつには、四捨五入高齢者は耐えられないぞ。

PCでもよく思いますけど、バリアフリーには「継続性」という要素も重要ではないでしょうか。さらに行動の随伴性の特性(シャッターの話ね)というものも考慮すべき。ヒューマンインターフェイスの話は、あまり時間的経緯の中での人間の適応を問題にしないですよね。形成過程と行動継続状況におけるそれとは別もので、携帯とか今や初めて使う人は高齢者では少ないんで、そういう点に気を使わないといけんと思います。

コストダウンをはかったとしか思えない。A*とカ*オ!!


写真はお誕生日プレゼント(その1)の「ネコの肉球