卒論製作について

marumo552006-12-13

 現在、卒論制作をしている4回生諸君に連絡します。

「要約」は、目的・方法・結果・考察のすべてを含んだものを要約すること。「わたし、こういう研究したかったのよ」といった「序論」の要約じゃないですからね。
 図は、エクセル使用が多いと思いますが、独立変数の導入、マルチベースラインのカギ線なども、必要に応じて記入してください。しかしなるべく手書きではなく、なんとか、あとで図全体を簡単にコピーペーストできるようにしてください。指導教員が、後に講演などでネタに使うとき何かと便利ですから。ぜひともお願いします。なにとぞ宜しくお願いします。

 謝辞には、「お義理に書いとくけど、指導教員には世話になったわね」ではなく、せめて固有名詞を使いましょう。指導教員の部分にプライバシー原則を適用する必要はありません。また普通、謝辞の部分に、指導教員についての恨み言も書かないことが原則となっていますので、そこんとこ宜しく。

 研究倫理の三原則である、インフォームドコンセント・プライバシー保護・結果のフィードバックについて、これを実際に行ったか(行う予定があるか)について、必要な場所(手続き、その他)に記入してください。
今年から、この記入は義務づけられています。いま決めました。

 養護学校系、現場系の実践研究をした人は、原則、当該養護学校等で、結果の報告をする義務があります。卒論のコピーのみではなく、プレゼンテーションを行うことが求められますからそのつもりで。実験系で、大学生を被験者とした人も、基本同様です。

 提出しても、まだ口頭試問という難関課題があることを忘れないように。それぞれの副査の先生の性格は授業中に教えたとおりですので、リハーサルどおりしっかり対応してください。鋭い指摘を受けた場合も、間違っても「だって、指導教員がこうやれって言ったんだもん」とか真実を言わないように。人生最大の自己責任の練習の場と思ってのぞんでください。
 それと、「ポスターセッションの参加」も要卒条件と考えてください。

  プリンターは前日に壊れます。インクなくなります。大学中のコピーの機械も前日にいっせいに壊れます。提出のために登校する時間には、毎年必ず大雪になったり天変地異が起こって提出が不可能になります。コピーしても油断して、すべってころんで落としてばらけて間に合わなくなります。コンピュータは前日にウィルスに感染しすべてのメモリーがなくなります。直前に相談しようとする指導教員は交通事故で入院します。以上のことは全部、実話ですので、提出は余裕を持って行うようにしてください。

 では、まだ日数はありますので、最後は、基礎実験のレポートを書いているつもりで、パニクらないように仕上げをしてください。

 ちなみに、あなたがたの指導教員は、健康診断の結果、中性脂肪が405という人跡未踏の記録をうちたて、かつ「多血症」という恐ろしい判断が出て「すぐに精密検査を受けなさい」の指示がありました。卒論完成前に急死するかも知れませんので、あてにしないように、早目に卒論を完成しましょう。


 多血症の対応としては、忙しいので、とりあえず400CC献血しました。ところで献血の人に言いたい。皆がいるのに病歴とか渡航歴とかプライバシーに関わることを平気で大声で言わないようにしましょう。「これなら大丈夫よ」とかも小声でいうべきだと思います。男性と女性が混浴なのも気になります。40キロに足りない女性は献血ができないということで、ちょっと足りない人にはその場でジュース飲ませて体重増やすのって、新弟子検査みたいだけどいいのかな。みんな聞こえちゃったよ。