卒論制作について(その2)

marumo552006-12-15

 前回の続きですが、卒論を書いている4回生諸君に告ぐ。

 卒論が大学生活最後の「宿題」と思っている人がいるかも知れません。主査たる指導教員を主な「読み手」と想定して、合格するかしないか(あるいはAになるかCになるか)といったことを、制作行動の主たる随伴性と設定している人も多いと思います。ま、それ以前に「間に合うか」という、ひたすら時間と戦っている状況かも知れませんが。
 しかし、卒論は、立派な研究行動であり、それは社会に発表してこそ意味のあるメッセージだと考えてください。ですから、「聴き手(読み手)は指導教員」といった狭い世界での心配事など乗り越えて、どうやって、社会の人に理解してもらえるか、自分の作品であり主張である論文をアピールできるのか、という自覚と熱意を以って作業をすすめてください。
 みずしらずのまだ見ぬ世間の人がこれを読んで、理解できるか、面白がってくれるか、といったことを含め、読み手の行動変容を可能にするような書式とわかりやすさが必要です。
 
 論文の機能については、人間研のNEW執筆の手引きもご参照ください。編集長が何かの「憂さ晴らし」にやたらと序論の長い執筆案内を書いた、と評判はいまいちですが・・・・  
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hs/kanko/kiyoyoko/toukoutosippituannnai.pdf


写真は、U氏のZ432(だったかな?)