卒論制作について(その4) コピーについて
卒業論文を提出するその前に。
卒論は、提出用のコピーのほかに、自分用のも手元においておいてくださいね。
口頭諮問のとき手ぶらでくる人もいますが、諮問の際に副査のせんせいに「12ページの図4だけど・・・」とか言われて、どこの何の事やら判らないでは困るので、ちゃんと自分用のを用意して臨んでくださいね。
独立変数と従属変数を勘違いして記述している人がちらほらいます。実験者が操作している変数が、独立変数ですからね。
その事とも関連しますが、「手続き」などの記述の際に、「被験者(参加者)は、実験者から**をもらった」みたいに、被験者側の立場から書いている人がいますが、たいてい論文執筆者が実験者なんですから、実験者を主語としてその立場から「実験者は参加者に**を与えた」という風に統一してください。
そういう主体の混乱は見苦しい。4年間何やってきたのか、ということになります。中途半端な「相手の気持ちになって考える」みたいなシロート心理学からの脱却は、心理学専攻で学ぶべきものの最低条件ですからね。