修論の序論

marumo552007-01-29

 すでに何度も書きましたが、卒論同様、そして卒論以上に、修論の序論部分(実験・調査以前の部分)は重要です。
 実践的研究の場合、冒頭に、「養護学校の・・・君の支援につきそって・・・」みたいな筆者と対象者の個人的いきさつから書き始めようとしている者が何人かいるけど、そうではなく、
1)起:一般的な問題としてテーマにとりあげていることの重要性、緊急性
2)承:先行研究や実践ではどうなのか。実践的な研究の場合、そのシリーズでの実践の中で、なにが行われ、何が問題点として残されているか。それは基礎理論などでの分類や課題とどう関係するか
3)転:上記の「問題点」に関する理論的課題や必要なプログラムなど
4)結:ここで初めて具体的に対象者のプロファイルとあわせて必要性・緊急性、どのような実践が必要かを、それ以降の本文における実験(実践)の具体的目標と重ねてまとめる。というのが基本です。ま、基本ですから例外はあります。

 考察部分は、4)3)2)1)の順に、対称形で書くことを原則とする。
1)結果のまとめと、支援内容が今回の具体的目標にかなったやりかただったか?
2)先の「転」で、問題になったこと、つまり先行研究で問題になったことに対応できるものとなったか?
3)先行研究との関連としてユニークなものといえるか
4)大きな課題として、今回の研究方法をさらに展開するには次にどのようなステップが考えられるか?

以上の書き方は、さいさん、M1からM2にかけての授業で確認したことなので、初めて見たぜ、という人は、
さぼっとったという事であるので、そういう人には、写真にあげた製品を生鮮館で購買すること。260円。