新4回生へ

marumo552007-01-31

新4回生の諸君へ。
いよいよ卒論製作が本格的に始まるわけですが。
私のゼミでは、
1)英文アブストラクトをつけることを条件とします。
内容は和文アブストラクトと同じもので結構ですが、この英文アブストラクトは今後、私のHPで公開しますからそのつもりで。
2)実践系の研究については、
i)インフォームドコンセント
ii)当事者のプライバシー保護
iii)関係者への結果フィードバック
が必須条件ですが、iii)については、口頭試問以前にはまだ正式の発表とはいえませんので、口頭試問の後、合格発表を経て(あるいは指導教員からタイミングを確認した後)、どのように具体的にこれを行うかについての予定を本文に付記する
 以上のことを必ず行うようにすること。
なお、iii)の結果のフィードバックのほかに、学会等での発表も本来は必要なものです。
就職してしまう人の場合も可能な限りどこかに発表するくらいのつもりで製作にのぞんでください。

 英文アブストラクトは、大変だと思うかも知れませんが、類似論文からあれこれ貼り付けていけば、なんとかなります。母国語以外で「要約」を書くということは、自分の研究行動を客観的にみることにも役立ちます。
 就職活動も、いよいよ本格的となりますが、「卒論では何やっているの?」と聞かれた場合、きっちりこれをまとめて表明する能力は(その具体的内容を問わず)評価のポイントになると思います。そこで点数を稼いで面接合格になった人もいます。絶えず英語にすることを意識しつつ、自分のやっていること(やりたいこと)を要約しつづけることは大変重要なことです。
 
 あ、英文アブストラクトは、修論にも義務づけるからね。当選のことながら。


 写真は、卒論の口頭試問を控えた諸君、修論を本日出す院生のかわりに、昼休みにわざわざ、おまいりしてきた北野天満宮です。お賽銭は皆の分も立替えておいたので後で徴収します。