連合大学院による教員養成高度化京都モデル

marumo552007-02-22

 文部科学省のファンドによる「資質の高い教員養成推進プログラム」(教員養成GP)というタイトルの、京都教育大学をキー大学として、京都の6大学(京都教育大学京都産業大学京都女子大学同志社女子大学佛教大学立命館大学)で開講される授業が4月から始まります。
 これは2008年度から始まる「連合教職大学院」のための試行事業と位置づけることができ、京都府京都市教育委員会と連携して実施するプロジェクトの下で行われる授業です。

 立命館大学は、2007年度は「特別支援教育に関わる方法論:個別支援プログラムの本質的機能」というタイトルの授業を担当し、5月の連休以降から、キャンパスプラザで、主に6時限目から7時限目に行います。
詳しい日程でカリキュラム予定は、以下でみられます。
http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~mochi/GPschedule.pdf

 上記の授業では、特別支援と個別支援プログラムについて、とりわけ京都市でこれまで練り上げられてきた「個別の包括支援プラン」の本来的意義と運用の具体的方法、そしてその基本となる応用行動分析の枠組みについて、私と武藤先生が中心に講義と運営を担当します。言うまでもなく、京都の「個別の包括支援プラン」は、全国に先駆けた先進的プログラムですが、その生産的で創造的な継続のために、教職につこうとしている院生そして現職の教員の方々と、もう一度ここで実践的に検討しなおそうというものです。そういうわけで、ただの授業ではおまへん。「個別の包括支援プラン」の作成と推進の中心となった現西総合養護学校校長、応用行動分析から特別支援の展開について積極的に関与されている慶応義塾大学の山本淳一先生、同じく兵庫教育大学井上雅彦先生などのゲストスピーカーに招き、実践も交えた実験的授業の展開をもくろんでおります。希望者には実習内容として「学生ジョブコーチ」なども設定しております。

 また、他大学の開講科目については、以下を参照してください。
http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~mochi/GPPANF2.pdf

 立命館大学が開講する前記した特別支援に関する授業は、立命館大学の院生は、応用人間科学研究科の授業(「応用人間科学特論HJ」)として履修できます。また立命館大学以外の連合6大学の大学院生諸君は「単位互換履修生」として登録できます(これは基本無料)。現職の教員の方は、科目等履修生として、立命館大学教職教育科にお問い合わせください(すいませんが、履修には本学規定の料金が発生します)。連絡先は075-466-3420です。HPからのアクセスは、http://www.ritsumei.ac.jp/ から。なお立命館の科目等履修生の出願受付は、3月23日から27日と短い期間ですが、受付は今からスタンバッていますのでお問い合わせください。