臨床領域臨時授業「研究倫理について」

marumo552007-06-19

 19日(火)の6時間目に、臨床領域の院生諸君を対象に、ポルコロッソでのディナー1回おごりという約束で、2週間前に全体授業でおこなった研究倫理に関する講義をもう一度行いました。前のレジュメをよく読んだら、さっぱりわからなかったので、少し改訂版として資料を配布しました。
 http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~mochi/ethicalclinical.ppt

 要するに、臨床を含め対人援助に関わる実践・研究というのは、それ自体が、その実践者・研究者自身を対象とした「当事者研究」として明示される必要があり、そのことを含めた活動の全過程を社会に向けて公正に公表することが研究倫理の本質である、という事が最終的に言いたかったわけです。
 もちろん、コンプライアンスやいわゆる三大原則は言うまでもないことですが、そのことは、対象者の利益の拡大を優先的課題としている正しい研究行動を維持するための必須の手段であるということです。