「対人援助学会」準備設立記念講演会

marumo552007-09-18

 対人援助学会準備会および応用人間科学研究科交友会の双方の「たちあげ記念講演会」が9月16日に、立命館大学創思館のカンファランスルームで開かれました。林信弘応用人間科学研究科現研究科長および私(対人援助学会準備会会長:ってへんな肩書きだな)のあいさつの後、当日のメインイベントは、中村正先生による講演「対人援助学は可能か」でした。
 既存学範の「はみだし者」(はぐれ者?)で始まった、対人援助に関わる連携と融合を標榜する「応用人間科学研究科」そして同時期に連動して始まった「学術フロンティア研究事業」それに続いて現在も進行している「オープンリサーチセンター事業」の共通枠組みである「対人援助学」についての、本学における歴史や中村氏自身の実践と研究の趣旨などが紹介されました。
 「ヒューマンサービス研究会」(1998)から9年間。思えばよくここまで来たもんだ。

 さらに、後半は応用人間科学研究科校友会のたちあげで、単なる親睦の会ではなく、広義の対人援助者である研究科OBと、現役院生、そして関係する対人援助機関や個人の連携の場としての機能的組織としてこの会を運営していく、という宣言が、初代会長の川原氏(障害と行動分析クラスターの出身者とは到底思えない人格者かつ実務者)から発せられました。
 
 対人援助学会については、「日本対人援助学会」にするか「国際対人援助学会」にするか悩ましいですな、という大風呂敷も私から提起(?)されて、午後の6時すぎまでおおいに盛り上がりました。
 今回の運営を担っていただいた応用人間科学研究科および人間研のスタッフの方、ごくろうさまでした。おかげで100名以上の参加者がありまたした。このあいだの文学部70周年校友会発足会より人数多かったな。ま、70年前に卒業した人が参加するのも大変でしょうけど。
 


 写真は、講演中の中村正せんせい(第1代・3代副研究科長、現、立命館大学常務理事)