人を対象とする研究倫理など

marumo552008-06-01

 何回も言及してますけど、「人を対象とする研究倫理」について今年度の秋から試験的運用が始まります。すでに授業の中でも、応用人間科学研究科、心理学科のMandMゼミを中心に、本格的実験を始める前に研究倫理に関するチェックリストの記入を求め、研究対象者の権利だけでなく(そしてそれを十全に担保する意味でも)研究者自身を含めた「研究行動全体」の促進に向けての保障・危機管理について紹介してきました。
 応用人間科学研究科のM1の諸君には、来る6月9日に、ヒトコマとって研究倫理、とりわけ対人援助という実践的行為の実践・研究行動の倫理はどのようなことかについて紹介します。
 MandMの学部学生諸君も、チェックリストに記入しながら自分の卒論研究の位置づけや責任について充分になすべき事は行ってください。他のゼミに先立ち研究倫理については徹底していきたいと考えています。
 研究倫理に関する全学的な方針についての原案と、チェックリストの試案を以下にPDFでリンクします。チェックリストについては、慶応義塾大学のものを大いに参考にさせてもらっています(先行研究に対するリスペクト)。

 http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/research%20ethics.pdf

 さらに本日、「学力向上サミット」に対する第三者評価の原稿を以下にアップしました。この学力サミットについては、このブログの過去日記を検索してください。実践現場での様子がドキュメントされてます。

  http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/summit.pdf
 
 そしてもう一点。本日、教員養成のための大学教育についての私論の概要についてもアップしてあります。
  http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/education.pdf

 以上の3点は、いずれも研究と実践に関する、私の考える「行動分析学」的な態度を現したものと、(いちおう)いえます。
大学院の行動分析学特論の受講生諸君は、これらを読み、行動分析学的とはどういうものかここからも学習してくださいね。


 写真は、Webmailの残りのメモリー数が、「きりばん」(77777)になったもの。まったく何の意味もありませんが。

 あ、それと武内君。名前の漢字を間違えてた。竹内って書いてた。
忙しくなってきているので帰りなさい。