キャリアアップ(?)

marumo552008-10-06

 ブログの更新が鈍っているのは、後期授業が始まったこともありますが、この2週間ほど、家のネットが不通になったせいでもあります。

 どうも最初のホームの表示が鈍くなってるな、とか思っているうちに、全然ネットにつながらなくなりました。

心あたりがありました。ウィルスの除去作業にともない、ばりばりとファイルを削除したんですけど、そのとき「ほんとは大事なファイルかもしれないけど削除してもいいんですね」という表示が出てました。「いいです」にしました。そういう事を数回やりました。これが原因にちがいない。
 
 前回(だいぶ前のことですが)のウィルス騒ぎのとき(2005年の日記「空気感染すんのかコンピュータ・ウィルス」:http://d.hatena.ne.jp/marumo55/20050605)は、大学で使っていたノートpcということもあり、PC通の研修生に復旧を頼みました。今回も最寄りのPC通である☆先生に、事の推移をくどくど説明して(かなり恥ずかしい内容も白状しながら)アドバイス(と、できれば家に来て直して!)を依頼したのですが、「いまどき、ウィルスに感染する人って聞いたことない」というコメントの後は、軽蔑と憐憫のまじった黙殺。☆先生の場合、ふだんお菓子をあげていてもこういうときには意味をなさないことを改めて学習しました。


 乾坤一擲。自分で直してやろうじゃないか、と、軽く雄々しく決意し、翌朝、ちょうど朝日新聞の集金の人にたたき起こされたことでもあるし(ちなみに現金が足りなくて払えませんでした)自立的に修復作業にとりかかりました。こういうめんどくさい事を自分でしようと思い立ったのはおそらく人生で最初です。

 まずモデム類のチェック。3台つながっている何かの機械の一台のalarmランプがぴこぴこしているのを発見。いったん電源を抜いて再接続。しかしネットは復旧せず。ついでに他の機械も全部電源オフにしてリセットして、また、ダメ。こういう安直な問題ではない、と。

 こうなるとやはり本体のシステムの問題か。ネットワークのチェックをしてもなんかよくわからいけど壊れていなさそう。
 ここで長考。そして、ふと、システム復元のデバイスがあったではないかと思いつく。あれこれいじってその画面にたどりつき、8月の時点にタイムトラベル。でもネットはつながりませんでした。7月とかにもさかのぼってみましたが関係なしと。ちなみにウィルスがついていた場合、こういう時間を逆戻りしたときに、タイムマシンにウィルスは一緒についてこないのか?とか色々悩みましたが、ともかくダメ。

 もうこうなったら自立的解決はあきらめるしかない、ということで、NTT西日本へ電話。こういうトラブルに電話で尋ねようとして、つながったためしがなかったのですが意外とオペレーターと会話成立。あれこれ指示されて操作したけれども、「これはNTTの問題じゃなくて、プロバイダーの問題では?」と言われて、プロバイダーへ電話してみたところ、それはセキュリティの問題なので、といわれて、電話かけなおし。
 そうしたことを数回さらに繰り返し、最後は、料金係の人とお話。

 「あ、おたくの接続は、料金未納で止めてます」って、想像を絶した原因に到達。
やましい事をしたあとの事件は、本当に簡単に帰属理論だなあ。それにしても警告なしかい。「いやメイルで一回してるはず」とのこと。そもそも設定のときに渡された料金契約書を送付しわすれていたのがいけなかった、と。今まではサービスだったのか。

 今回の事件をふりかえった場合、ま、いちおうPCの故障(?)を、生まれてはじめて、自立的ではなかったけど自律的には(援助つきで)問題解決したと、いえなくもないと思うのですが、このことで、自分は「キャリアアップした」と言えるんでしょうか。


 写真は「週間ポスト」(2008,10,17号)から。関連記事はご購読ください。