私立短期大学学生生活指導担当者研修会

marumo552008-12-04

 という長い表記の研修会で、話をさせていただきました。私立大学、とりわけ短期大学を取り巻く状況はなかなか厳しいものがあると思います。
そうしたおりに、「元気の出る話」というリクエストをいただいたので、品格と元気でキャラ立ちをする大学運営について、ほとんど「気分は理事長」というスタンスで話しをさせていただきました。やばいスライドをカットしたものを以下にリンク。

 http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/tandai.pdf

 この研修会では、2年前には、某R大学の理事長(現相談役)が話をされたそうで、大変、恐れ多い席に呼んでいただいたものです。大変、ムードの暖かい役員の方々のホスピタリティに甘えて、2年前の講演者の下で働く教員の苦労と、「品格-元気」マトリクスの中で、今、私立大学しかできない地域貢献の方法として「学生ジョブコーチ」の実践を紹介させていただきました。最後まで聞いてくださった、全国短期大学の関係者のみなさん、ありがとうございました。
 上記のリンクの最後のスライドは、うっかり紹介しそこねたのですが、申し上げたかったことは、私学で連携して学生ジョブコーチを全国展開しませんか、というものです。学生ジョブコーチ連盟というのを作って、いろいろファンドをとって「品格−元気」の両立を物心ともに実現しようという提案です。来年から「対人援助学会」というのも作る予定ですので、そのときはまたぜひ京都でおあいしましょう。
 
 研究倫理、全学禁煙、障害学生の受け入れ、という、たぶん全国の大学に共通する案件について、これにどのように対応するのが「品格−元気」の両立がはかれるか、ということを前半にお話しました。某R大学では、少なくとも「禁煙」についての「少数派撲滅的」対応には疑問ですという内輪話をしましたが、保育や福祉関係の資格取得などに腐心されている生活指導担当の先生方には、ちょっと受け入れがたい話だったかも知れません。ごめんなさい。

 後半の学生ジョブコーチシステムの展開は、今回のテーマでもある「人間力育成」という目的に関して、まずは「他人のキャリアアップ」のための過不足ない支援をする、という行為を工夫したり実践したりすること、そしてそれを表現する行為を通じて、学生自らが自分のキャリアアップについても、考え直すことになる、というところが重要なわけです。また同様に、学生を指導する教員の行動にも影響を及ぼすということです。「人間力」という表現は、その効果をどこで計るかわかりにくいところがありますが、学生ジョブコーチという具体的実践課題を通じて、エビデンスつきでそのことを知ることができる可能性もあると考えています。まだまだ懸案は山積なんですけど・・・・失踪者も出たし。


 帰りに、ちらっと阪急メンズ館に初めて行ってみました。入り口のエスカレートのところで、なんかリボンみたいな物を配っているんで『乳ガン検診キャンペーンかな』と、なにげにもらったんですけど、これが良い香りがする、と。よくみると、HERMES−PARISと書いてある。なるほど、こういうのに香水をスプレーして配るのかあ。ずっとそれを持っていると、その臭いに親近性が出ちゃって、けっこういいなとか思いつつ、メンズ館を回って、先日、ヤフーオークションで1000円で落札したブルックスブラザースのレジメンタルタイとほぼ同じものが、1万2千円することに満足して、また出口のエスカレータのところへさしかかったら、またエルメスのお姉さんが待ちかまえている。「もう持ってるからいいです」って、カバンの取っ手に巻いたリボンを見せたら、『どうですか?』っていうことになって、「これなんていうんですか」って聞いたら、「かれいしゅう」って!! 「加齢臭?って、ケンカ売ってんのか」、「違います、カレイシュです」って複数の店員さんが大きな声で唱和されました。これって、お約束のパターンだったのか。でも僕はこの時、初めて知りました。カレイシュで加齢臭を消すって、できすぎだよなあ。エルメス確信犯か。