学部ポスターセッション(その2)

marumo552009-01-29

 今年の学部ゼミの卒業論文のタイトルは以下のとおりです。
●山本直子: 看護学生のコミュニケーション技術獲得に向けた援助:行動分析的なプロセスレコードの効果.
●川村徹也: PECSを用いた児童間のコミュニケーションの促進
●木崎原哲郎: Yahoo!オークションにおける出品行動の頻度に対する報酬設定の効果
齋藤恵利佳: ピアノ演奏のつまづきに対するセルフマネジメントスキルを用いたアプローチの効果
●杉島恵理子: 就労場面における知的障害者の作業記録の自立に向けた支援−支援ツールとしての時間計算定規と記録表の効果の検討
●山下藍: 総合支援学校に通う生徒を対象とした自己確認記録表を用いたセルフ・マネジメント・スキルの獲得−自己の即時的なフィードバックが自立的作業遂行に及ぼす効果の検討−
●若井俊樹: 総合支援学校に通う生徒における自己タイムチェックが作業速度におよぼす効果
●イム ヒョンジョン: 総合支援学校に通う生徒におけるコミュニケーション促進のためのデジタルカメラの利用:経験や興味を伝えるための写真
●山川賢司: 組織行動マネジメントを用いたブログによる双方向型授業への取り組みについて

 今年は、体育会の行動的コーチングの研究がなかったですね。その代わり、齋藤さんのピアノ演奏への「行動的コーチング」がありました。スポーツばかりでなく、ピアノ演奏にも同じように適用可能ということですね。わたくしの個人的興味としては、初心者と熟達者では、それぞれの視線は、譜面と鍵盤のあいだの行き来がどう違ってくるのか、といったあたりに興味があったのですが、現場にアイカメラの持込みができず断念。どうも実践現場でアイカメラ使うというのは難しいですねえ。
 最後にあげた山川君の実験は、私の授業(「応用行動分析」と「バリアフリーのための心理学」)における受講生からの反応について、コミュニケーションペーパーの使い方と当ブログへのコメントとの関係をみたもの。

 写真は集合写真に入れなかった山川君。