行動分析学会in筑波(その2)

marumo552009-07-10

 本日から行動分析学会第27回年次大会。
午後いちで、学会企画シンポジウム。最初の話題提供者が超時間オーバー(as usual)。最後の話題提供者はPPリンク凍結(as usual)とか、司会進行のMutto先生にはご迷惑かけました。指定討論の井上雅彦先生と山岸直基先生からいただいた課題についてはお応えできず、時間延長の切実なマンドも秒殺(ま、次の浅野先生の特別講演も控えてたんで当然です)、ということで、討論の総括は、改めて後日、このブログ上でリンクします。ちなみに最初の発表者は私で、最後の発表者はMutto先生です。
 
 行動福祉学と対人援助学、このシンポジウムで取り上げていただきまして関係者および実質の企画者であるmutto先生には改めて御礼もうしあげます。また初日から聴きにきていただいたオーディエンスの皆様、ありがとうございました。(わたくしの発表分のPPについては、このブログの昨日分にリンクしてあります)

 井上先生には、昔、わたくしとKak先生が、自閉症の「マンドか適応か」でバトルしたというエピソード紹介いただきましたけど、本人ほとんで忘れてました。Kak先生については、確か別のときの行動分析学会だったと思いますが、そのときは、「適応」といった消極的なニュアンスではなく、「この自閉症の子らと同時代に生まれたわれわれがどのように責任をとってくか・・」みたいな、プロアクティブな内容でシビれた記憶が鮮明です。

 せっかく対人援助学の話をしたんだから、今年の11月に「対人援助学会を発会します」って言えばよかったんですけど、行動分析学会の会場で、大学の師匠筋や先輩の前で、別の学会のPRするのも気がひけて言えなかったんですけど、な、なんと、S師匠から、「これにサインして」って新しい学会の入会申し込み書を渡されてしまった。
 
 その新しい学会とは、「日本共生科学会」。「え、こちら『対人援助学会』をはじめようと思ってるんですけど」とか、おろおろしたら、「こっちのほうが上位概念だろ」って、まったくいつのまに。
 しかしS師匠(あ、佐藤方哉先生のことです)、みずからこうして地道に営業されているとは、見習わなくては。


 写真は、出張報告書に添付する証拠写真。こういうのがないと最近書類が通らない。証人になってもらっているのは、ご存知筑波大学の野呂先生です。