大連

marumo552009-09-02

 Dalianて書くんですね。英語表記では。時差1時間で少し過去に戻る。
昨日、偶然にも同じ成田のホテルに同宿されていた佐々木正美先生と連れだって成田空港ANAカウンターへ。E-チケットの発券場で、うまくいかず近くに立っているANAスタッフに援助を乞うと「しっかり手順表をみてやってください」とか「しっかりパスポートを押さえてください」とか、「しっかり」が何度も登場。結局、他のスタッフが来てそのマシンがダメだったのが判明して、別マシンでやったら無事発券。「しっかり」とか簡単に客に言うなよな。
全日空は病んでいる」(田中康夫著)時代には、不必要なサービスはあますとこなく提供してたくせに。
その後、空港で太田昌孝先生とも合流。あ、リサーチオフィスのみなさま、大騒ぎして出国手続きおよびEチケットの手続きのやりかたを教えていただきましたおかげで、無事に出国できました。みなさん(と佐々木先生)のおかげです。

 座席のディスプレイをどうやって見るか検討して(アテンダンド様に、リモコンが座席の肘かけから取り出して使うということを知るまでに45分くらい経過)、やっと封切り映画(なんかローマ教皇の跡目騒動の話。トム・ハンクスが主演)を、大変な苦労の結果、日本語字幕で見られると思ったら、すでに着陸態勢。

 空港では、大連大学付属病院の干(う)さんと関係者の王さん、尹さんのお世話で、Kenpinskiホテルに到着(四つ星!)
 しばしあって、王さんの車で、旅順、203高地を見学。「日本軍国主義の愚かな歴史証拠」といったポスターをみながら明治に思いをめぐらす。確かに迷惑千万な話だよなあ。ここでロシアと日本が勝手に戦争したんだから。わたくしの先祖筋も一人この辺りで戦死していますが(弾が貫通したヘルメットが遺品)。

 5年前(?)の北京以来の中国ですが、大連てなあこれがまたすごい都市ですねえ。大連中心から旅順の往復を助手席に座らせてもらったのですが、幹線道路は、まるで人も挑発的に横断している東名高速という感じで、120キロ出ている車の前や後ろを「寸止め」のように、普通に人が横断する。


 写真はガイド不要の博学を披露してくださった太田先生の雄姿。