北京で

marumo552009-09-07

 万里の長城(慕田強峪長城)のあと、北京のお寺に行ったのですが名前忘れました。ギネスブックにも載っている大きな白檀の木の如来像があるところです。誰か知っていたら教えてください。

 伝聞ですが、最近中国では儒教の教えを広める政策があるとのこと。超絶格差社会の人心の安寧のための対策か。また同様に、南無阿弥妥仏の声が町中から聞こえるくらい仏教も盛んになっているとのこと。
上記したお寺(四カ国語で平和祈念の言葉が掲げられている、言ってみればエルサレム嘆きの壁か<写真参照>)でも、若い人がえらく熱心にお祈りしている様子が印象的でした。

 お寺の構造とか、菩薩やそのボディガード像とかの配置も日本のそれとよく似ているだけに、そこで跪いて礼拝(仏教では「らいはい」それ以外は「れいはい」だそうです。ウィキベディア)する中国の若者の姿が際だってみえます。
それにつけても、5年前は、フォルクスワーゲンヒュンダイが目立った北京でしたが、今回は、大連でも北京でもベンツとアウディがえらく目立ちます。ベンツ(これはベンツ自身も認めている)でもなんでも、デザインが中国志向になっているのも宜なるかな。今思えば、ここ10年のアウディの「獅子舞顔」も、中国マーケットを意識したものかも。もちろん一方で、昔のミゼットみたいな車(しかも新開発のように見える)もブンブン走っているし、とんでもなく古いトラックやトラクターが轟音と煤煙をまき散らしながら身を震わせるように荷を運んでいく。
 
 車のみならず、人間のほうもともかくみな背が高い。ちょっと前に大阪樟蔭で集中講義したときに、世界陸上の大会の宿舎のホテルに偶然宿泊した、そのエレベータでの体験(ただでさえ小顔なのにさらに遠近法で顔が遠くに小さく見える)を思い出します。なんか心持ち、整い方もハンパじゃないように思える(しおしお)。こいつは日本人だな、と思うその特徴といえば・・・・・。

 この彼我の差異が、中国内の大都市に偏在する住民とその他の住民との経済および肉体の偏差とすれば、そりゃ「臨床心理学」くらいじゃ追いつくまい。宗教は必要なんでしょうね。これはAKIRAの世界そのまんまか。