ご親切に

marumo552009-09-08

 実は中国から6日の夜には成田に到着してその日のうちに京都へ帰る予定だったんですが、成田から東京へのエクスプレスの所要時間を勘違いして、東京にも帰れず成田にまた一泊(筑波エクスプレスの所要時間と混同したか)。

 空港で、成田エキスプレスの乗車券を買おうと窓口に並んだら、今だったら快速のほうが早くつきますよと、カウンターのお姉さんに教えてもらったので、じゃそうしますと少し離れたJRの券売機で切符を買おうとしていたら、さっきのお姉さん全速力でカウンターから走ってきて「お客様、東京から先はどちらへお帰りですか?」というので「京都です」と言ったら、もうこの時間からでは、東京に着いても京都へ行く新幹線は終了しているとのこと。

 ご親切にありがとうございました。さて、では東京で泊まるか成田にするか、などと思い悩んで、もう疲れていたので成田に泊まろうと決断して、明日一番に東京に向かうことにします、と、彼女にホテル案内窓口の場所を尋ねる。ひとつ階上にそれはあります、と。じゃ行ってみます、ありがとうとお礼を言って、階段あがろうとしたら、「わたくし、お連れします!」って、これまたありがとうございます。件のカウンターに着いて、いや本当にお世話になりました、とお別れ。

 今度はそこの担当の人と、ホテルを決めたり書類を書いたりFAXをホテルに送ったりしてもらっていると、さっきのあの彼女がまた階下から全速力で走ってきて、「お客様、明日の朝に成田エクスプレスお乗りなら、この時刻表をご覧ください」って、時刻表をくれました。

 ご親切ありがとう。よっぽど途方にくれてる老人に見えたんだろうなあ(っていうかそのものだったし)。漫画だったら、実は、ぼくはお忍びの超大企業の会長で「この子を是非わが社に」とか、「息子(孫か)の嫁にぜひ」とかいう展開になるところですよね。残念ながら大企業の会長じゃないのでこのブログを借りてお礼します。ほんとにありがとうございました。

 そういえば、コミックでも彼女みたいな親切な主人公がいたな。「ビッグウィング」の久美ちゃんね。