奥田先生のご質問に

marumo552009-10-15

 奥田先生から、懇切なコメントいただきましたんで、援助・援護・教授作業についてのメタアナリシスについて。
右の図は、「対人援助の心理学」(2007)に載せた図ですけど、10年おきに、主に行動分析系の実証的研究をメタアナリシスしたもんです。

 これは、学術フロンティア研究事業というファンドの報告書に載せたのが初出なんですけど、院生諸君の「勉強もできるアルバイトシリーズ」で、内外論文(けっこう恣意的選択なんですけど)の構造的アブストラクトによる対人援助の研究のデータベースを作ってやろまい(お、名古屋弁か!)ということで、1件****円で、せっせと入力してもらったものを、鵜飼いの鵜匠よろしく、上澄みを搾取させてもらったもの。
このデータベース、立命館大学の人間科学研究所のHPの「学術フロンティア研究事業」のHPに、認証つきでアクセスできたんですけど、今は、残念ながら閉鎖してます。
 
 図をみておわかりのように、教授一辺倒の研究は減少傾向、援助系は増大、援護系そのものずばりは数は少ないけど、そこそこ、みたいな結果ですよね。奥田先生もご指摘のとおり、当然のことながら、混合型もあります。
 なお、同様のメタアナリシスを、日本行動分析学会の大会発表論文集の内容について行った研究も、当時の院生(濃添くんといいます)が後にやって、行動分析学会の大会発表になってます。Cinie で、濃添晋矢と入力すると出てくるかな?