バリフリ第6回レジュメ

marumo552009-12-09

 バリアフリーの心理学の第6回のレジュメをHPにアップしましたので、各自、DLしておいてください。PPもPDFもあります。
PPは、http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/09BF6.ppt
PDFは、http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/09BF6.pdf
です。
 内容は、携帯電話の最終ラウンド。テレビ電話を用いたモード変換を含めたコミュニケーションの可能性についてです。昨年の第六回と同じ内容です。すいません。同じという割には、自分で資料を見返しても「日々是新鮮」。オリジナル論文は、飯田ら(2006)「知的障害のあるろう者における携帯電話のテレビ電話機能を用いた非音声複数モードによる機能的言語行動の訓練」
http://www.ritsumeihuman.com/publication/files/ningen_11/11_093-103.pdf ですので、興味のある人は、各自DLしてください。

 と、今気づいたのですが、五十音の行列構造(あいうえお×あかさたな・・・=50)の理解は、携帯メイルの使用にはつきものですが、かつて聴覚症と知的障害を併せ持つ個人では、学校教育においてもその後の生活においても、この構造について学習する機会が乏しかった人たちがいます。そのような人では、カナ入力で携帯メイルを入力するのは、結構むずかしい。で、どうしたか、という研究も、いつも紹介しているのですが、これについても、できれば今週の授業で触れます。オリジナル論文は、太田ほか(2006)「知的障害のあるろう者における携帯メール入力支援の試み─文字入力に及ぼすひらがな表カードの効果─」 http://www.ritsumeihuman.com/publication/files/ningen_11/11_085-091.pdf です。

 それと、4回生へ業務連絡。今年の卒論から英文タイトルの提出が必要です。テンプレートは http://www.psy.ritsumei.ac.jp/rits/09EnglishTitle.doc ですので、各自DLして、所定の期日までに提出のこと。

 英文でタイトルを書いてみると、自分の研究の意味が明確になります。基本は、「誰において、どんな行動のどんな変化(従属変数)に対して、どんな環境設定(独立変数)が効いたか」って、書けばよいわけです。日本後のタイトルの場合では、具体性に欠いたり独立変数の部分の記述がなくても、なんとかなく意味が通じるような気になりがちですけど、英語だとごまかしが効きません。その意味ではアブストラクトも英文で書くというのが大切だと思うのですが。2回生の、原典購読みたいな授業で人の論文読むだけでなく、自分の研究を表現する授業があっても良いと思ってます。