行動分析学と対人援助学の違い(1)

marumo552010-02-10

 前回の日記にも書き課したが、近々、対人援助学会の学術研究誌が発刊されます。前にも予定として書いたように、

1)PDFによるWeb上の論文とする、
2)投稿原稿の受稿は随時行うものとする。
3)投稿論文は、外部査読者を含めた査読審査を受け、「当雑誌にふさわしい内容と水準に達したもの」と審査結果が結果を出した場合には、その時点で、当該論文は受理とする。
4)そして、受理が決定した論文は、時を移さず学会のHPに電子媒体(PDF)による論文として即時にWeb上で一般公開し、読者は(会員外の人でも)必要なものをダウンロードできるものとする。

 いまだ紙媒体にこだわる人もいますけど、
1)紙媒体の雑誌製本に較べて、へたをすると百分の一程度の経費ですむ。
2)その余剰(があればですけど)金額で、外部査読者への謝礼、あるいは英文アブストラクトの査読者にも作業依頼することがが可能となる。
3)査読をクリアできた投稿論文から時を移さず雑誌への採用となる。
4)従来のように、雑誌の刊号などを持たずに、受理日のみを記載した論文を随時アップしていくので、雑誌字数(ページ数)の総数制限によって緊急性のある優秀な論文であっても最新号発刊にまにあわない、といったケースはなくなる。
 つまり、様々な事情で早く世に出したいと考えている投稿者を待たせることなく、論文は掲載される。

といったメリットを持ちます。また時間をおいてから、新たに当該論文のコメント論文をその論文にLINKしてミニシンポジウムのような機能をもたせた双方向的な討論も簡単にできる。

 で、さて、「当雑誌にふさわしい内容と水準」の基準はどうするか? これは前回の日記の「対人援助学」とは従来の学問(行動分析など)と、どこかどのように、なにゆえに違うところがあるのか(あるいは無いのか)、という議論ですが、これはまた後日。


 写真は、大変見にくいですが、★先生からもらった卓上プラネタリウムによる春の(?)星座を開放シャッター20秒で撮影した物。