応用行動分析コミュペの結果

marumo552010-04-10

 第一回目の応用行動分析のコミュペをざっと集計したものを以下に書きます。
具体的な質問で、ボイルらの論文の結果の後半部分(写真の赤線部分)は何か?というのがありましたが、これは、もう1回、ベースライン(音楽を随伴的に流す操作をしていない)をとっている時期です。あまり反応が減ってませんね。
 
 では以下、1)幸福とは? 2)音楽療法士なら? その他についての意見集約です。

 1)人(あなた)は、そもそも、どんな“状態”が望ましいのか?
●健康・快適・安全・安心・精神的満足・笑っている 38
●自分のやりたいことをやる・やりたい目標がある・自由 29 
●生活する「お金」や「余裕」がある 15
●人に必要とされる・人間関係 15
●日常(あるいは平凡な日常)がすでに幸せ(幸せ不幸を意識しない生活) 5
●自分らしさを持つこと 5
●家族や友達がそばにいること 2
●必要とされる状態で力を発揮する
●対象者の「できないこと」の達成
●寝てるとき


2)あなたが音楽療法士だったとしたら、昏睡状態の患者に対してどんな対応をするか?
●患者さんの好きな(なつかしい、よく聞いていた)音楽を流す 47 
●さまざまな音楽を聞かせてどんなもので(脳が)反応するか測る 15
●元気の出る音楽(目覚まし時計・びっくり音・爆音を含む) 10
●楽器を演奏させる(歌わせる、患者さんも参加させる) 8
●やさしい音楽(癒し系など) 5
●動いたら(反応があったら)流す(音楽再開) 3 
●目の前に音楽にあわせてダンスする、手拍子をうつ 3
●嫌いな音楽を聴かせまくり、止めたい気持ちで目をさます
●流行の曲をかける
●家族が語りかける
●クラシックなど脳に響きやすい音楽を流す
●医者たちのパフォーマンスアップのために医者の好む音楽をかける


3)JF西日本の事故原因
●「恥の文化」が、正の強化を用いた対応を阻害している?
●新聞記事に関して、間違わないために厳しくすること、よりも、個人が内面化する、というのが好きではない。環境問題でも、個人個人が意識化することが大切ですとテレビで言っているが、それができないから環境問題は深刻化しているのでは?と思ってしまいます。


4)givenとget など
●「ゆとり教育」は生徒の自発性を重んじていたのでgetでよかったのでは?
●「カッコウの巣の上で」(映画)はgivenの生活の恐怖
●約束を破った子どもにはペナルティーが必要?
●やってはいけないことばかり行う人を正の強化だけで改善できるか?
●応用行動分析は、日常生活の対人関係にも関係してる?
●クラブに入る新入生を教えることにも応用行動分析が?
●負の強化で生じた事例とは?
●被援助者を「一個人」としてみることが重要
●正の強化の内容は個人差があるが、負の強化がやりやすい。制度に使うには負の強化が実用性があるのでは?
●負の強化が減れば正の強化増える?


5)一般的質問
 ●犯罪心理学、供述心理学と関連するか?
 ●個別の事例を一般化させて考えるのは危険では?